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年の瀬も、いそがば・・・

 年の瀬にプレゼントとして巻き物を選んでくださる方がちらほらと、おかげで年が越せました。
あたたかい師走でしたが、26日でしょうか肌寒く小雨が冷たく感じた日、観光にいらした2人が傘をささずに歩いていました。
お若い女性と青い目の男性がゆるやかに歩を進めていて、気になりながら車で通り過ぎ、やはり気になるので引き返し
「どちらまで?」
「おもしろい質問ですね。どちらに行きましょう」
「乗りますか? 駅に行かれるなら40分くらいはかかるので」
「あそこはなんですか?」
「ぶどうの丘です」
「楽しいですか?」
「はい、いろいろな勝沼のワインを楽しめます。レストランや温泉もあります」
「ほかにも見るとこをはありますか?」
「はい、ワイナリーがあちらこちらにあります」
「なるほど、そうですか。私たちは5時間後に駅に着けばいいので、時間はたっぷりあります」
「では、この傘を」
「うふふ、ありがとうございます」
折りたたみの傘を見つめて手に持ったまま空を見上げた。

「雨ですか」
「濡れるかな」
微笑むお二人の姿にようやく気づいた。

「ごめんなさい。ささなくてもいいですね」
「はい、大丈夫です」
西洋の方がおもちのゆったりとした丁寧な言葉遣いでお話をされ笑顔でお断りをしてくださいました。

雨も悪くない。
あてがないのもいい。
急がば回れ。

IMGP1869.jpg

そういう旅が好きだった。

ハイデルベルクの森を歩いたときも小雨だった。
クリスマスマーケットで賑わうこの街も午前中は静かに時がすぎる。石畳の街にドイツパンで満たされた身体でふらりと出かける。少し歩くと森になりそのまま2時間くらい森を歩いた。靄に木々の緑、銀鼠の冷気に傘もささずにぶらぶらと歩く。ウールコートにマフラー、スカートにブーツでときおりカメラを構えたりしながらのんびりと歩いた。古い街並を眺めながら記憶のなかのクラシカルが流れていた。

街に戻りアンティークショップを楽しむとマイセンに出会った。
旅先でロマンに浸り手にしたマイセンは掘り出し物だと地元の素敵な女性に褒められた。
障子を張り替えたつごもりにマイセンに淹れたコーヒーは程よい苦みでおいしかった。

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