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クラシカル

クラシカル6 ブログ


焦げ茶、鼠、藍がやっぱりしっくりときて落ちつきます。
『クラシカル』と『古典』という巻き物は原点です。
藍の絹糸は滋賀の伝統工芸士の方の下、はじめて着尺を織りあげたときの糸です。
この道を歩もう、山梨で制作しようと目覚めやる気とエネルギーで満ちていた自分は孤独で不安で脆くて「モノ」が、見て触れてただよう香りを放つ自分の「モノ」の存在が必要でした。
細かく神経を使う整経(経糸の機支度)、ひたすらに織る日々、この作業が続く生活ができるのか。我慢するときを刻むのか、それとも・・・。

クラシカル2 ブログ

自転車80分と電車10分、雨の日も台風の日も通っていて、さていよいよ織り始めるというころ「たまさんが琵琶湖の風に飛ばされそうになりながら立ちこぎしているから行きがてら拾ってー」と友人のSちゃんがMさんに声をかけてくれた。
電車と折り畳み自転車からMさんタクシーになると往復3時間が往復1時間になった。ありがとうと、どれだけ助けられたかと思い出します。

琵琶湖での日々は改めてすこしづつ綴ります。

強い意志を持って織る最中、「打ち込みが強いね」と声を掛けられる。バレーボールと弦楽器に親しんでいたため腕が鍛えられていたのです。そしてリズム感も備わっていました。力強い生地があがると信じガシャトンガシャトンと織り進めていました。

だから、機からあげたときの「たまさんのお人柄がでていて、とても優しい着尺です」というお世話になったOさんからのお言葉にすこし落胆したのです。そのときは優しいというのは頼りないものだという気持ちがどこかにありました。
優しく儚いものが、どれだけのエネルギーや力となるのかを経験する日々、少しづつ自信をつけていくことができます。

原点の藍の絹糸はヒカリにときおり煌めきます。じわりと渋く落ちついた装いの『クラシカル』や『古典』にほんの一筋きまぐれに輝くヒカリがこの道のはじまりなのです。


クラシカル4 ブログ



クラシカル ブログ

『クラシカル』はテノナル工藝百職さんにも入荷いたしました。

百職手帖

『古典』はよく似ていますが違う巻き物です。またそのうちにご紹介できたらと思っています。
カッラカラに晴れました。お洗濯ものがパリパリに乾きそう。
ちょこっと夕日がのびてきて、だんだんと明るく、新たな年はもうはじまっているのですね。
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