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桃のはなびらから新緑へ 


弥生の頃のおはなしです。

春の高校野球をラジオで聴きながら手仕事をする。

緊張感があり一球一球、そのときどきが生きていて澄んでいる。
甲子園と高校球児が綴るこの物語は切なくも清々しい。

とりおり手紙を書く。
封筒を選んだり切手や封で悩んだり、万年筆にしようか筆にしようか、いや色鉛筆でイラストでもなんて楽しくなって誤字だらけの乱文というお粗末な内容なのにそのままほんのすこし気にしながら投函する。

そんなことをたまにしているとそういうお仲間からお便りが届いた。
ご縁でその方に会いに行った。
そこは茶話堂といいかつては印刷業をしている工場、いまは心地よい喫茶スペースとギャラリーで「詞音ーshion ー」という屋号のお店。その古い建物に沿う建具や小物が魅力的でひとつひとつの歩みを訊きたくなる。

高校生だろうか、ジャージを着た女性二人が来店し飲み物を注文していた。
どうやら常連さんのよう。
以前きたときは70代くらいの男性と20代くらいの女性が静かにコーヒーを飲みながらそれぞれの時間をたのしんでいた。

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4月15日ころの春日居町です。工房2階の窓から撮りました

はじめてここに来たのは昨年のゴールデンウィークだ。
駐車場の白いモッコウ薔薇がちょうど見頃で眩しくて、その向こう側の住宅地では大きな洗濯パラソルがくるくるくると迎えてくれて楽しい気分のまま時をすごした。

「シオンさんに行ってみたい」という私の言葉を覚えていてくれてお休みの日なのに休日ランチと銘打って「工房を建てる」打ち合わせをしてくれるsantahahaさんと看板メニューのビーフシチューをいただいた。
天気のいい連休の中日で、それほど混んでくることもなかったのでゆっくりと、でもおしゃべりは尽きなくて楽しいランチで「こんな感じの工房が理想だけれどこれは月日を経たからこそ醸し出される雰囲気だから、いつかこうなるような・・・」というようなことをオーナーさんにお話したり、いやまったくいいお休みだ。

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4月16日、引越後はじめての河川清掃でみつけた白花たんぽぽです。

そのころここ「川風の調べと紡ぐ家」はまだ名もない畑地だった。どこに建てるかも決まっていなかった。
キッチンはどうしよう、天井は、壁は、屋根は、だいたい家の大きささえ定まらず、でも打ち合わせはいつも本当に楽しかった。

その後エンドウ工務店さんにも幾度となく足を運ぶ。私が大遅刻をしたこともある。それでも笑顔で迎えてくれ心配をおかけしてしまっても私は負い目を感じることは全くなかった。
びっくり。

それはだめだ。

今思い出して、反省します。でもいままでそれを忘れさせる「おもてなし」だったのです。
遅刻をしてしまい申し訳ありませんでした。

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4月15日ころの写真です。この景色を眺めながら糸車をまわしておりました。

もうエンドウ工務店に行く用事はなくなってしまった。
ふらりと立ち寄っても変わらぬ笑顔で迎えてくれるとわかっていても、ひとくぎりがついたことも変わらぬ事実。

気分転換、一服するところ、そういうところをいくつか持っていると「よし!」と転んでも立ち上がることができます。

そしていつか行きたいところ、その場へたちたいところがあると前に進めます。

少し長くなりましたので今宵はここまでにいたします。

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ランチバッグをつくりました。

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