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弓張の樹 帯

後ノ月のころのことです。

宿題を提出しました。

経は正絹、和綿(紡ぎました)、真綿紬糸
染料は藍、蓬、矢車、百日紅
緯は真綿紬糸
染料は矢車、百日紅

手織りです。

弓張の樹 ブログ

秋のはじまりに身近な人へ災難がふりかかりました。
そんなときにこの帯のお話がありました。
糸に触れて愛で、トントンと織りました。
それでなにかの力になるとは限らないけれど、誠実に機へ向かいました。
時折、富士山や風にそよぐ木々に心を落ち着けて、一気に織りあげた一枚です。

紅葉

以下は納品のときのお便りです

着物乃塩田社長 
塩田金夫様

本日はありがとうございました。
帯の詳細を記します。
「弓張の樹」の弓張は上弦の月の意です。
月が満ちていくほど草木の水分が蓄えられ、欠けていくほど水分が失われます。
帯の「あおい線」樹木の水脈のようでしたので、秋から冬さまざまなものが満ちていき春の芽吹きの力となればとこのタイトルにしました。

経糸は正絹、私の手で紡いだ和綿、アクセントに真綿紬糸を用いています。
染めは全て植物染めです。藍は発酵建染め(藍下黒を出すための藍)と工房庭で育てた蓼藍で生葉染めを、ほかに工房近辺に生息する蓬(緑系)、矢車(茶系)、百日紅(黒系)を用いました。
緯糸は真綿紬糸です。こちらも矢車、百日紅で染めました。

さまざまな自然災害がありましたので自然に敬意を払いながら、こうして手織りができることの有り難みを忘れぬよう織りあげました。

TAMA拝
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